XMゼロカットシステムは、トレーダーが口座残高以上の損失を負わないよう設計されています。
しかし、このシステムにはいくつかのデメリットや注意点が存在します。

XMのゼロカットシステムのデメリットと注意点

ボーナスの消失

ゼロカットが適用されると、口座残高がマイナスになった時点で、XMから提供されたボーナス(クレジット)はすべて失われます。
これは、損失が発生した際に、まず口座残高と損失が相殺され、その後ボーナスが損失の補填に充てられるためです。

規約違反によるゼロカットの無効化

XMでは、以下のような取引手法が禁止されています:
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  • AIを利用した取引

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  • 複数人での両建て

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  • 複数口座での両建て

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  • 複数業者間での両建て

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  • 窓開け・窓埋めのみの取引

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  • サヤ取り(アービトラージ)

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  • 経済指標発表時の高レバレッジ取引

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  • 接続遅延などの不具合の不正利用

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  • ボーナスクレジットやXMPの悪用


これらの禁止事項に抵触すると、ゼロカットが適用されず、最悪の場合、口座が凍結されるリスクがあります。

高頻度のゼロカットによる口座凍結のリスク

ゼロカットは、トレーダーの損失を業者が補填する仕組みですが、頻繁にゼロカットが発生すると、業者側の負担が増大します。
そのため、極端なハイレバレッジ取引やギャンブル的な取引を繰り返すと、口座凍結などのペナルティを受ける可能性があります。

業者の倒産リスク

ゼロカットシステムでは、業者がトレーダーのマイナス残高を補填します。
大規模な市場変動が起き、多数のトレーダーがゼロカットを適用されると、業者の財務状況が悪化し、最悪の場合、倒産するリスクがあります。

ゼロカットの悪用によるペナルティ

ゼロカットを悪用した取引、例えば複数の口座で両建てを行い、一方の口座でゼロカットを適用させ、他方の口座で利益を得る手法は禁止されています。
このような行為は、口座凍結や利益の出金拒否といった厳しいペナルティの対象となります。

国内FX業者との違い

日本国内のFX業者では、法律によりゼロカットシステムの提供が禁止されています。
そのため、国内業者を利用する場合、追証(追加の証拠金)を請求されるリスクがあります。

まとめ

XMゼロカットシステムは、トレーダーを大きな損失から守る有益な仕組みですが、上記のデメリットや注意点を理解し、適切な取引を行うことが重要です。
特に、禁止されている取引手法やゼロカットの悪用は避け、健全なトレードを心がけましょう。


詳細記事:XMゼロカット制度のデメリットとは?リスク管理の課題

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